オンライントレードシステム
1.背景
NRIでは数多くの証券会社向けオンライントレードシステム(以降、オンライントレード)の開発・保守・運用を手がけており、情報技術本部はその基盤 設計・構築のほとんどを担っています。
売買手数料の自由化とオンライントレードの普及により、証券マーケットにおいて個人投資家の数、取引量とも急激に増加しており、それを支えるオンライントレードに対する要求も以下の観点から、非常に高度なものとなっています。
- 基盤の信頼性、安定性
- 高性能(スループットとレスポンス時間)
- 低コスト
- 拡張性の高い基盤
- 24時間365日運用
- 堅牢なセキュリティ対策
2.技術要素
上記の要件で基盤設計を行う上で特に考慮をしたのは「高性能」「低コスト」「拡張性」の3つとなります。
高い性能要件を確保するため、NRIが提供するオンライントレードでは高性能Java VM(BEA JRockit)を採用しました。またマーケットニュースや静的コンテンツデータをキャッシングするJavaミドルウェアを独自開発し、投資家へのレスポンス向上とリソース負荷の軽減を実現しています。
さらにロードバランサーの構成を工夫し、元来負荷が高く性能のボトルネックとなりやすいSSL処理の拡張性を飛躍的に高めました。
また、この業界でいち早くRedHat Linux ASを採用することで、低コストで拡張性の高いシステム基盤としています。
3.今後の展望
オンライントレードは更なる高性能化と高信頼性を求められており、これらに対応するため、更なるダウンサイジングの追及やディザスタリカバリソリューションの展開を目指しています。
これらソリューション部門からの要求に応えるべく、今後も情報技術本部の基盤構築能力とインテグレーション能力を発揮していく予定です。
■他社商品名称に関する表示
- BEA JRockit はBEA Systems, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQシンボル:BEAS)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。
- Red Hat Enterprise Linux ASはRed Hat,Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。



