サーバーロケーションの集中化と、処理の分散化
近年、低価格で高速なネットワークサービスが急速に広がっています。それを活かして、チェーンストアにおいては、店舗毎に置かれていたサーバーをデータセンターに集中化し、データおよびシステムリソースを一元化することにより、業務効率とコストパフォーマンスを向上させてきました。集中化されたサーバー機能を、さらに効率的に実現し、処理する仕組みとしてグリッド型のシステム構成の導入を進めています。
データセンター基盤のコンセプト
複数台のサーバーを使用し、処理を負荷分散(水平分散)することにより、高性能で、拡張が容易な構成を実現しました。また、機能分散(垂直分散)をあわせて行うことにより、各サーバーはユニット化され、汎用的な小規模サーバーを必要に応じて追加することで、要件に応じた構成を容易に実現することが可能になります。それぞれのユニットはシンプルに構成し、それらを相互につなげて要件を実現します。(グリッド型システム構成)
その先に目指すもの
構築の容易性を追求するだけでなく、運用性の向上もメリットとしてあげられます。相互補完できるように負荷分散しているため、1台の障害でも、システムが全停止することはありません。また、負荷分散、機能分散を、ダイナミック(時間帯ごと等)に変更すれば、より効率的なリソースの活用が可能になります。さらに、システム化対象の範囲を、1業務システムから、企業のシステム全体、そして、企業グループ全体へと広げることにより、さらに効率的な活用が見込まれます。
基盤自体はシンプルにすることにより、効率を追求していきますが、一方で、基盤技術者は、より高い視点でシステム全体を見通していく力が重要になります。さらに、上流の業務課題へ踏み込むことにより、ビジネスに本質的なSOLUTIONを提供できると考えます。



