サーバ仮想化
背景・目的
近年注目されているユーティリティコンピューティングを実現する主要素技術のうち、実用レベルに達しつつあるサーバ仮想化の技術にフォーカスをあて、実利要に向けた評価活動を実施した。以下に本R&Dの目的を示す。
- 机上評価・実機検証を通じた現時点でのサーバ仮想化技術の制限・制約の把握。
- 実システムで利用可能な技術/未成熟技術の見極め、および実システムでの利用へ向けた留意事項の整理。
- 評価・検証を通じた今後のシステム基盤技術の方向性の見極め。
活動内容
本R&Dでは
- ●サーバ仮想化技術(パーティショニング、バーチャルマシン)
- ●動的ワークロード管理
に関して、個別要素技術の机上・実機評価、同技術利用に向けての方式検討、および実機を用いた検証を実施した。
検証結果
今回の評価を通じて以下のことがわかった。
- ●サーバ仮想化技術は進んできており、特に比較的歴史のあるUNIX系の製品に対して、PC/ATを対象とした製品の成熟度が高くなっている。ともに実利用可能なレベルまで達していることがわかった。
- ●動的ワークロード管理製品は未成熟な部分もあり継続したウォッチが必要
以下にサーバ仮想化技術の主な評価ポイントと、代表的な製品の例を示す。
| 評価ポイント | 製品A | 製品B |
|---|---|---|
| 動的リソース配分単位 | 1物理CPU単位 | %単位 |
| 物理構成変更時の仮想化への影響 | メモリ、N/Wなどはリブートが必要 | リブート不要 |
| ホストOSの有無 | 必要 | 不要 |
| ゲストOSの種類 | ホストOSと同種のUNIX | PC/AT上で動作するOS |
| 仮想サーバ間の独立性 | パーティション間はN/W経由のアクセスのみ可 | パーティション間はN/W経由のアクセスのみ可 |
| 仮想サーバの制御方法 | コマンドライン | C/C++のAPI |
| 性能 | ホストOSのオーバヘッドあり | ホストOSがないため高速 |
| 信頼性対策 | 別途クラスタソフトの対応 | 別途クラスタソフトでの対応 |
| 課金単位 | 物理マシンCPU数 | 物理マシンCPU・作成可能なVM数 |



