XMLを活用した バス型通信プラットフォーム R&D
目的と背景
ハードウェアが高速・低価格化しており、安価に高速ネットワークが利用できる現状でバッチ処理からリアルタイム処理への移行が進んでいる。また、常時接続できる環境(ブロードバンド化)の普及に伴い、地方拠点や店舗とのリアルタイム転送ニーズが高まってきている。
さらに、XMLの一般化に伴いデータ自体に意味をもたせ、メタデータを解釈して適切な処理を実施する汎用的な仕組みの実現も可能な環境になっている。
本R&Dでは
(1)通信処理部分に変更を加えずに、メタデータ解釈により適切な処理をリアルタイにおこなう
処理系
ポイント: 「リアルタイム処理」
「柔軟な宛先制御」
「柔軟なデータフォーマット」
「接続装置を選ばない入出力インタフェース」
(2)データフォーマットとしてはXMLを採用する
というXMLを活用した「バス型通信プラットフォーム」を実現するための技術・製品を
調査し、評価・検討を行った。
活動内容
(1)XMLを利用したリアルタイムデータ処理プラットフォームの調査機能要件に該当する既存製品の評価を行った。
一つはJMSをベースにした製品、また、もう一つはJavaプロセッサによる組み込みJavaクライアント(J2SE形式のプログラムをJ2ME形式に変換しコンパイルして利用)、通常のPCのJavaクライアントとサーバにより構成される製品を評価した。
特に後者に関しては、通信プロトコルとしてソケット、独自、JMSで任意のノード間通信の選択が可能で、XMLデータの特定要素を元にプラグインされたサービスプログラム(データ処理)が起動され、通信経路がXML情報に従って決定されることをプロトタイプ実装により確認した。
実機を用いた評価により、製品を利用して実現可能な機能もあるものの、 理想的なプラットフォームには到達していないことがわかった。
(2)バス型プラットフォーム実現に有用と思われる技術調査
・XML専用圧縮技術調査と自社オリジナルなXML専用圧縮アルゴリズムの考案
XMLを利用したSOAP以外のメッセージングプロトコル調査
(BEEP,JABBER,JXTA)<SOAPは既に調査済のため>
・XML高速化技術(XMLアクセラレータ)の調査以上2つをバス型プラットフォームにどのように利用できるかの検討を行った。
(3)XMLを利用したBUS型通信プラットフォームに必要な機能要件の検討、及び、理想的な
プラットフォームの青写真の作成
(1)の製品評価を踏まえて、BUS型通信プラットフォーム実現に関して必要な機能要件を整理しなおし、理想的なプラットフォームの青写真を描いた。また、その適用によって効果のあがるシーンの検討を行った。その結果、バス型通信プラットフォームの対象「人」以外に、様々な「機器」との連携を行うことで効果があがることを確認した。



