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オープンソースミドルウェアに関する研究

はじめに

近年、オープンソースが注目を集めている。オープンソースのOSであるLinuxは既に基幹業務システムでの活用が始まっており、事例が増えている。また、ベンダー各社も、次々とLinuxに対するコミットメントを表明している。一方、Webアプリケーションサーバ(J2EEサーバ)や、Webアプリケーションフレームワークなどのミドルウェアについては、基幹業務システムにおける事例はまだ少ない。

本R&Dでは、オープンソースミドルウェアの基幹業務システムにおける活用に向けての評価、検証を行なった。基幹業務システムに求められる機能を洗い出し、オープンソースミドルウェアを使ってそれらの機能を実装できるかを評価した。今回は、Webシステムにおけるオンライン処理を想定し、図1のオープンソースミドルウェアを評価対象とした。

 

基幹業務システムに求められる機能

オンライン処理における代表的なミドルウエアであるTPモニター(Transaction Processing Monitor)には、性能や信頼性などにおいて、基幹業務システムとしての高い要件を実現する為の機能が含まれている。主なものを表1に記述した。オープンソースを活用したWebオンラインシステムにおいてもこのような機能が必要である。

オープンソースミドルウェアの評価結果

今回行った、基幹ミドルウエアとして必須な機能についての評価結果のうち、主な項目を表2に記述した。

 

 

もう1つわかったのは、アプリケーションフレームワークであるStrutsについては、幾つか不足している機能がある、ということである。例えば、現在は EJBを活用してアプリケーションを開発することが一般的になってきているが、Strutsでは、ビジネスロジックを呼び出す際、EJBを指定することはできない。

NRIでは今回の評価結果を受けて、これらの不足機能を補うために、Strutsを拡張したミドルウェア「Altostratus」を独自に開発した。例えばStrutsの定義ファイルにEJBの名称を記述するだけでEJBを簡単に呼び出せるようにし、通常EJBを呼び出す際の面倒な手順をアプリケーション開発者から隠蔽した。これらの機能はオープンソースとして公開予定である。

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